水俣病・40年の苦悩
～問われる国の責任～

水俣病の存在が確認されて４０年。先月村山首相は水俣病問題解決への決意を表明した。４０年目にして初めて遺憾を表明した村山首相。しかし、患者たちは政治家としてではなく行政の長として国の責任に触れてほしかったという反発ある。公害の原点といわれる水俣病が４０年の長い歳月を経て、ようやく解決に向けて動き始めた。患者の方々が訴えてきた国の責任は国が水俣病の原因になったチッソ水俣工場排水を止めず被害が拡大したこと。水俣病だと訴えてきた人の多くを水俣病と認めず長年救済してこなつたこと。　番組では、これら二つの点を検証する。