クローズアップ現代

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2017年4月25日(火)
緊迫する朝鮮半島 米・中・朝の思惑は?

緊迫する朝鮮半島 米・中・朝の思惑は?

ミサイル開発を進め「挑発するなら即時攻撃しせん滅させる」とアメリカへの対決姿勢を鮮明にする北朝鮮。一方、空母を朝鮮半島に向かわせ「いかなる攻撃に対しても圧倒的な反撃を行う」とけん制するトランプ政権。中国に対しても北朝鮮と取引する企業への制裁をちらつかせ、圧力を強めている。朝鮮人民軍創設から85年を迎え、さらなる挑発も懸念される25日。韓米中の軍事・外交専門家の分析をもとに緊迫する北朝鮮情勢に迫る。

出演者

  • 平岩俊司さん (南山大学教授)
  • 渡部恒雄さん (笹川平和財団 特任研究員)
  • 武田真一・田中泉 (キャスター)

緊迫する北朝鮮情勢 米・中・朝の思惑は?

緊迫し、さまざまな報道が飛び交う北朝鮮情勢。
武力衝突の可能性は実際、どれほどあるのでしょうか。

「全面戦争には全面戦争で、核戦争には核戦争で対応する。」

今日(25日)、過去最大規模とされる砲撃訓練を行った北朝鮮。
アメリカとの対立が深まる中、核やミサイルの開発はどこまで進んでいるのか。

アメリカ トランプ大統領
「北朝鮮で起きていることはひどい、ひどすぎる。」

一方、すべての選択肢がテーブルの上にあるとするアメリカは、今後どう動こうとしているのか。
そして仲介役を期待される中国は、米朝対立の危機を回避できるのか。
朝鮮半島情勢に詳しい韓国、アメリカ、中国の軍事・外交の第一人者を取材。
専門家の最新分析から、アメリカ、中国、北朝鮮、それぞれの思惑に迫ります。

緊迫する朝鮮半島 最新情勢は

ゲスト平岩俊司さん(南山大学 教授)

 

田中:今日、朝鮮人民軍の創設から85年を迎えた北朝鮮。
新たな核実験や弾道ミサイルの発射も懸念されていましたが、行われたのは、砲撃訓練。キム・ジョンウン委員長立ち会いの下、長距離砲など300~400門が投入された過去最大規模の訓練と伝えられています。
一方で北朝鮮国内では、かつて緊張が高まったときに発令された、「準戦時状態」という警戒態勢は、現時点では取られてはいません。
また米韓両軍も、北朝鮮に対する防衛準備態勢のレベルは変えておらず、韓国に暮らすアメリカ人の退避の動きもありません。

核実験やミサイル発射ではなく砲撃訓練が行われた。これはどう捉えれば?

平岩さん:アメリカが従来になく強い形で、北朝鮮に対してプレッシャーをかけていて、とりわけ先日、シリアに対して攻撃を加えたということを見て、北朝鮮は、トランプ政権は場合によっては軍事力を使うんだということを強く認識したでしょうから、仮にICBM(大陸間弾道ミサイル)や、あるいは核実験のようなことを行えば、トランプ政権が過剰に反応するかもしれない。
そういうことを懸念して、今回の訓練ということだったんだろうと思います。
ただし、アメリカのその圧力に屈したということは見せたくないでしょうから、今回はソウルに届く長距離砲の訓練ということだったんでしょうし、今回、記念日ということで国際社会は警戒したんですけれども、やはりアメリカに届く核・ミサイルを手に入れたいという北朝鮮の思いは変わっていないようですので、引き続き警戒をしていく必要はあるんだろうと思いますね。

その北朝鮮、核やミサイルの開発は一体どこまで進んでいるのでしょうか。

北朝鮮 着々と進むミサイル開発

急速に緊張が高まる朝鮮半島情勢。
事態は、なぜこれほど悪化したのか。
まず訪ねたのは、北朝鮮研究の第一人者で、その内情に精通している韓国の専門家です。セジョン研究所のチョン・ソンジャン統一戦略研究室長。
緊張が高まるきっかけとなったのは、キム・ジョンウン委員長の今年(2017年)元日の演説だったといいます。

キム・ジョンウン委員長の演説
「大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の準備は最終段階だ。」

アメリカ本土が射程に入る核ミサイルの開発を急ぐという宣言でした。

セジョン研究所 統一戦略研究室長 チョン・ソンジャン氏
「北朝鮮は、アメリカ本土まで届く大陸間弾道ミサイルを保有してからアメリカと交渉することでカードの重みが増すと信じています。
アメリカ本土を攻撃できる能力を備えれば、アメリカの武力介入を防げると判断しているのです。」

その北朝鮮のミサイル技術の開発は、どこまで進んでいるのか。
北朝鮮のミサイルを長年研究し、韓国国防省の政策諮問委員も務める軍事評論家のヤン・ウク氏です。
北朝鮮は段階を経て射程を伸ばし、現在は最終の第3段階に達しているといいます。

韓国国防安保フォーラム 主席研究委員 ヤン・ウク氏
「北朝鮮は、最初は旧ソビエトのミサイルをまねていただけでしたが、今では自ら改良しています。
実権を通じて着々とデータを積み重ねているのです。」

まず第1段階は、長年改良を積み重ねてきたスカッドミサイル。
今では精度も高まっているといいます。
先月(3月)には在日アメリカ軍への攻撃を想定し、射程1,000キロの「スカッドER」を4発同時に発射。
専門家は、うち3発が排他的経済水域の一定の範囲に着弾したことに注目しています。

韓国国防安保フォーラム 主席研究委員 ヤン・ウク氏
「スカッドミサイルは狙った場所、時刻に正確に攻撃できるレベルになっています。
北朝鮮東部から発射すれば、日本本土を攻撃できるのです。」

続く第2段階は、射程2,000キロを超える「北極星2型」など。
従来の液体燃料ではなく固形燃料を使用することで、すぐに発射できる即応性も実現しました。
液体の場合、発射前に注入するため2時間ほど時間がかかりました。
固形の場合は燃料を入れたままにできるため、10分ほどで発射できるといいます。
さらに、エンジンの出力が大幅に高まり、より重い核弾頭を搭載できる可能性が出てきたと見られます。
このまま北朝鮮が核とミサイル開発を進め使用に踏み切った場合、どれほどの被害が出るのか。
韓国などでは、かねてからシミュレーションが重ねられてきました。
アメリカの分析をもとに、韓国国防省傘下のテレビ局がソウルの被害を表した映像では、もし小型核弾頭の開発に成功した場合、2次被害を含め、125万人の死傷者が出ると予測されています。

韓国国防安保フォーラム 主席研究委員 ヤン・ウク氏
「韓国と日本は、単純なミサイル攻撃ではなく核ミサイル攻撃を受ける可能性がでてきました。
韓国と日本は北朝鮮の人質になりつつあるのです。」

そして今、北朝鮮は射程1万キロを超える第3段階のミサイルを開発中です。
アメリカ本土も狙えるICBМ・大陸間弾道ミサイルです。
先月には、エンジンの燃焼実験がキム・ジョンウン委員長立会いのもと実施されました。
そして今月の軍事パレードでは、さらに大型化したミサイルを公開。
開発中のICBMの可能性があると見られています。

韓国国防安保フォーラム 主席研究委員 ヤン・ウク氏
「固形燃料を使用した(短時間で発射できる)ICBMが北朝鮮の最終目標です。
北朝鮮が核技術をすべて完成させた場合、放棄させるのが困難であることは明らかです。」

核・ミサイル開発 北朝鮮の狙いは?

田中:これまで北朝鮮が開発を進めてきた弾道ミサイル。
スカッド、北極星2型などで、徐々に射程を伸ばしてきました。
そして今、アメリカ西海岸まで射程に入るとされる、ICBM・大陸間弾道ミサイルの開発を進めています。

北朝鮮がこのミサイル開発と並行して推し進めてきたのが、核開発です。
キム・ジョンイル総書記の時代に行われた核実験は2回。
キム・ジョンウン体制になってからは、5年ですでに3回実施しています。
去年(2016年)の9月の実験では核弾頭の小型化に成功したと主張しており、さらに今、6回目の準備を進めていると見られています。

キム・ジョンウン政権のもとで北朝鮮が核やミサイルの技術を急速に高めているように見えるが、そのねらいは?

平岩さん:北朝鮮からすれば、自分たちの体制をなんとか維持したいということなんでしょうけれども、今、アメリカとの関係でいいますと、1950年代の朝鮮戦争が、休戦協定でまだ戦争が続いている状態なんですね。
これを平和協定に変えたいというのが、おそらく1つのねらいなんだろうと思うんですが、北朝鮮は核開発を始めた当初、核開発を放棄する代わりに平和協定を結んでほしいとか、いわゆる「カード交渉のカード」として使ったところがあるんでしょうけれども、その後、イラク戦争のフセイン大統領が核を持っていなかったために攻撃をされたり、あるいはリビアのカダフィ大佐が、核を放棄したために最終的にはアメリカによって排除されたという思いが北朝鮮は非常に強いので、やはり核をなんとしても持たないといけないということで、今や交渉カードというよりは、むしろ核を、明確にアメリカに届く打撃力を持つことが交渉力につながるし、自分たちの体制を維持することになるというふうに考えているんだと思いますね。
(諦めさせるということは難しい?)
難しいといわざるをえないと思います。

対するアメリカ・トランプ政権。
次の一手は何なのでしょうか。

緊迫する北朝鮮情勢 アメリカの思惑

アメリカ ティラーソン国務長官
「北朝鮮が韓国軍やアメリカ軍を脅かす行動をとるなら、彼らはしかるべき報復を受けるだろう。
すべての選択肢はテーブルの上にある。」

北朝鮮への圧力を強めるアメリカ・トランプ政権。
戦闘機などを載せた原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする艦隊を日本海に派遣しています。

果たして、トランプ政権が武力行使に踏み切る可能性はあるのか。
かつてブッシュ政権時代にNSC・国家安全保障会議でアジア上級部長を務めた、デニス・ワイルダー氏です。
強硬な姿勢を打ち出すトランプ大統領ですが、武力行使は容易ではないと指摘しています。

国家安全保障会議 元アジア上級部長 デニス・ワイルダー氏
「北朝鮮とシリアの空軍基地とでは、攻撃対象として明確な違いがあります。
北朝鮮の大砲の射程圏内には、アメリカと韓国の市民、そしてアメリカ軍がいます。」

かつてアメリカは、核開発を推し進めていた北朝鮮に対する軍事攻撃を検討したことがありました。
しかし、北朝鮮による反撃の被害を分析した結果は厳しいものでした。
アメリカ軍と韓国軍の死者が55万人、さらに市民の犠牲は100万人に上ることが判明。
韓国からの強い反対もあり、断念しました。
軍事力をさらに増強させている今の北朝鮮を即時に無力化することは、極めて困難だと見ています。

国家安全保障会議 元アジア上級部長 デニス・ワイルダー氏
「トランプ大統領が軍事攻撃を計画するなら、北朝鮮による報復のリスクを覚悟しなければなりません。
それはかなり大きなリスクです。」

では、どんなオプションがあるのか。
今、トランプ政権が力を入れているのが、長年北朝鮮の後ろ盾となってきた中国への圧力です。
今月(4月)開かれた米中首脳会談。
トランプ大統領は習近平国家主席に対し、こう持ちかけたといいます。

アメリカ トランプ大統領
「貿易面で我々とよい取り引きをする方法は、北朝鮮問題で協力することだと伝えた。」

アメリカは、これまで中国が国連の制裁決議を十分に守らず、北朝鮮の外貨獲得を黙認していると批判してきました。
今、アメリカの議会では、北朝鮮と取り引きしている中国企業にも制裁を科すことができる新たな法案が審議されています。

アメリカ議会下院 ロイス外交委員長(共和党)
「国連の報告によれば、北朝鮮はさらに巧妙な手口で制裁逃れをしている。
第三国の仲介者を通して資金と武器のやりとりをしている。」

国家安全保障会議 元アジア上級部長 デニス・ワイルダー氏
「トランプ大統領は中国に対する期待を明確に表明しています。
中国が協力すればよいですが、もし協力しなければ、アメリカは単独で制裁を科す必要があります。
北朝鮮の労働者が海外で働けなくなるよう各国に呼びかけ、北朝鮮と取り引きする中国企業への制裁にも乗り出すでしょう。」

緊迫する北朝鮮情勢 中国はどう動く

アメリカの圧力を受ける中国。
北朝鮮に対して、どう臨むのか。
かつて中国外務省で対北朝鮮政策を現場で取りしきってきた、楊希雨(よう・きう)氏です。
中国は北朝鮮の核・ミサイル開発にいらだちを強めているといいます。

中国外務省 元朝鮮半島問題担当 楊希雨氏
「中朝関係はかつてなく冷え込んでいます。
習主席とキム委員長は、まだ一度も会ったことがないほどです。
北朝鮮が誤った道を歩めば、中国は引き続き圧力をかけていきます。」

中国が圧力をかけていることを示す現場があります。
中国に輸出されてきた北朝鮮の石炭が積み降ろされる港です。
以前は一定の枠まで輸入を認めてきましたが、今年2月中旬、中国は国連の制裁決議に基づき輸入を停止しました。

中国の貿易業者
「税関から通知が出されたと聞きました。
輸入をすべて停止するというのです。
ほかのルートを使って輸入できるか探ってみましたが、全くだめでした。」

こうした中、今月22日、共産党機関紙傘下の新聞が「北朝鮮が新たな核実験をすれば中国に対する潜在的な脅威となる」とする社説を掲載。
今までにない措置をにおわせました。

“中国は必ずや、安保理の枠組みの中で北朝鮮への制裁を強めることになるだろう。
北朝鮮への石油の供給を大幅に減らすことも、その措置の1つとなるはずだ。”

北朝鮮がその9割を中国からの輸入に頼る、原油や石油製品。
専門家は、中国が北朝鮮と水面下で接触し、石油を切り札に圧力をかけているといいます。

セジョン研究所 統一戦略研究室長 チョン・ソンジャン氏
「中国は、できる限り短い期間に核とミサイルを放棄するよう北朝鮮に迫りました。
石油の供給は中朝間の関係において重要なことです。
それを停止することは事実上、関係を断つということです。」

一方で中国の元外交官は、行き過ぎた経済制裁は、かえって北朝鮮の反発を招くだけだと指摘しています。

中国外務省 元朝鮮半島問題担当 楊希雨氏
「超えてはならない一線と原則があります。
北朝鮮の核の脅威を抑え込まなければなりませんが、食料や石油の援助を中断したとしても、北朝鮮を屈服させることは不可能なのです。」

緊迫する北朝鮮情勢 アメリカ・中国はどう動く?

ゲスト:渡部恒雄さん(笹川平和財団 特任研究員)

予測不能なトランプ政権の動き、どう見る?

渡部さん:戦闘というのは、この前のシリア攻撃みたいに1回で終わるものではないんですね。
普通は反撃もありますから。
そういう意味で今、アメリカが自分から戦闘を仕掛けて、戦争の目的達成するような準備をしてるとは、あまり考えられないと思います。
ただし、北朝鮮側からの動きには耐えうるような有事想定はしていると思いますので、結局、トランプ大統領が予測不可能なので、今言ったような冷静なことを、最後まで冷静にやってくれるかも分からないというのがあって、それをうまく使って圧力を作り出そうともしてると思います。
(予測不能であるということを、うまく使うというのは?)
おそらくアメリカのトランプ政権のスタッフは、トランプ自身が分からないっていうことを切り札にできると思っているし、これは北朝鮮に対しても中国に対しても心理的な圧力になってるというふうに考えればいいんだと思います。

中国への働きかけはどう評価する?

渡部さん:中国に関しては、とにかく北朝鮮に圧力をかけなさいということ、それから効果的にきちんと制裁が、実は今までも制裁はやってきたんですが、中国側が本気じゃなかったというのをみんな知ってますから、それに対する圧力をかけて北朝鮮が動くようにしなさいと。
そのために実はトランプ政権というのは、為替とか貿易とか、中国が嫌な話もテーブルに載せてディールしようとしてますね。
(今のところは功を奏しつつあると見てよい?)
少なくとも、今までと違って中国側は、トランプ政権は本気なんだということは思ってると思います。

田中:その中国と北朝鮮の間では、異例ともいえる批判の応酬が始まっています。
中国の環球時報は、“北朝鮮が6回目の核実験をかたくなに行うのであれば、中国政府は北朝鮮との石油貿易を制限する国連安保理の制裁決議を支持することになるだろう”。
一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は“彼らが誰かに踊らされて経済制裁に執着するなら、われわれとの関係に及ぼす破局的な結果も覚悟すべきだ”としています。
これは中国を批判したものと見られています。

中国の立場をどう見る?

平岩さん:中国の立場からすれば、朝鮮半島情勢は北朝鮮に対して自制を求める一方で、アメリカをはじめとする国際社会も、事態を複雑化させてほしくないということで自制を求めているわけですね。
アメリカが従来になく強い形で、中国に対しても圧力を加えてきている状況の中で、中国も従来以上に北朝鮮に働きかけをしなければいけない。
これはアメリカを自制させるためにもしなければいけないということを思っているでしょうから、それはやってるんでしょうけれども、今度は逆に、圧力のかけ方を間違えると、北朝鮮が暴発してしまったり、あるいはロシアをはじめとする別のパートナーを見つけてしまえば中国の影響力がなくなってしまうという、そういうジレンマに陥っているんだろうと思いますね。

北朝鮮が今後どう展開するかという点で、アメリカ側は軍事的圧力を強めていくのか、あるいはどこかで拳を振り下ろすタイミングを図っているのか?

渡部さん:アメリカにとって今までと一番違うのは、北朝鮮がアメリカ本土に届くICBMを持とうとしていることなんです。
これを阻止するためには次なる核実験を止めなくちゃならない。
そういう意味で、かなり圧力をかけ続けることは間違いないんですが、とはいえ制裁という手段ということにも変えようとしてますので、でもそれは拳を下ろすというよりは、別な拳になるんですね。
緊張、チキンレースは続くんだと思います。

北朝鮮側は?

平岩さん:緊張が頂点に達すれば、次は対話を目指すというのが北朝鮮の思惑なんだろうと思います。
とりわけアメリカの脅威というものが強くなれば、中国などに頼ってその対話を模索するという可能性もあります。
19年ぶりに外交委員会を復活させたというのもそういうシグナルですので、その可能性というのはあると思いますが、やはり北朝鮮は核を持ったまま国際社会に受け入れてほしいという思惑がありますから、交渉に至る前の条件闘争で頑張っていく必要があるんだろうと思いますね。

日本側に何かできることは?

平岩さん:アメリカが北朝鮮との交渉に関して経験が不足しておりますから、アメリカの経験不足というものを補填する、さらには日米韓の役割・枠組みを維持するためには、韓国はなかなかまだ難しい状況ですので、日本の役割は大きいと思います。

このアメリカと北朝鮮、互いにけん制の度合いを強めて、張り詰めた状態です。
中国を含めて、各国の思惑が複雑に交錯している状況の中、予断を許さない状況がまだまだ続きそうです。
私たちはこれからも冷静に、しかし注意深く状況を見ていく必要があるかと思います。