カレーチェーンが廃棄したはずの冷凍カツが、横流しされた問題。廃棄を委託された愛知県の廃棄物処理業者がカツ3万4千枚を食品関連会社に横流し、弁当店やスーパーを経由して、消費者の元に渡っていた。なぜ市場に出回るはずのない“廃棄物”が流通したのか。警察も食品衛生法違反などの容疑で捜査を始めている。NHKでは、廃棄物処理業者や転売に関わった食品関連会社、卸売業などを追跡取材。そこから見えてきたのは、食品廃棄物処理に対する行政のチェック体制の甘さだった。さらに横流し・転売は、壱番屋以外の食品にもおよんでいたことがわかり、問題は広がり続けている。番組では、廃棄食品の横流しルートを徹底解明するとともに、激安競争、大量廃棄という時代の陰で横行していた不正の実態に迫る。
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