消費者が商品の選択を“プロの目利き”に委ねる新たな消費スタイルが今、人気を博している。月6800円でプロのスタイリストがユーザーに似合う女性服をセレクトするレンタルサービスが始まり3ヶ月で5万人の登録者を集めた。また北海道の書店店主がおススメの本を1万円分選んで顧客に配送する『1万円選書』も400人待ちの状態だ。ショッピングサイトにモノの情報が氾濫するなか、知識や経験を生かした目利きの商品選択が、商品選びに疲れた消費者に驚きや発見を与えているのだ。さらに、地域の産業コーディネーターが中小企業の技術を発掘し新商品を生みだすプラットフォームに注目が集まるなど、目利きの存在は消費の現場に留まらずビジネスの世界に大きな変革をもたらしている。ビッグデータの時代のなか、プロとしての知識や経験をフル活用する目利きが消費とビジネスの現場にもたらす新たなイノベーションを読み解く。
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