神奈川県内の個人宅で、戦前の職業野球(プロ野球の前身)を映した貴重なフィルムが発見された。NHKが最新技術で復元を進めた結果、映像は現在の日本シリーズの前身で、プロ野球最初の日本一決定戦(1936年)、巨人と阪神(当時は大阪タイガース)の試合を映したものであることが確認された。わずか2分半ほどのフィルムには、実際の投球の映像がないとされてきた名投手、巨人・沢村栄治投手や阪神の主砲・景浦将選手など、プロ野球黎明期の名選手のプレーが記録されていた。番組では、最新の技術でよみがえった映像を専門家が科学的に徹底解析。沢村投手の“伝説の投球”の秘密を明らかにする。さらに当時を知る人々の証言などから、戦争で野球を奪われ消えていった選手たちの姿と“その後”を描き出す。
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