世界に先駆けて超高齢社会に突入した日本。長い老後を誰とどう過ごすのか。いま、シニア世代の“婚活”が活発化している。65歳以上で結婚する人は1990年以降、4倍増加。結婚相談所には、初婚や再婚を希望するシニアの男性が殺到している。求めるのは総じて年齢差のある女性。“年の差婚”で話題になったタレントの加藤茶さんや石田純一さんに憧れている人も少なくない。一方で、女性は現実的な場合が多いという。男性は一度、結婚相談所の仲介でデートが成立すると辞めていくケースが多いのに対し、女性は相談所に登録したまま条件のいい男性を探し続けるというのだ。“夢見る男性”と“冷静な女性”。超高齢化時代の婚活事情を通して、現代社会の世相をあぶりだしていく。
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