地球外生命はどこに存在するのか?生命はどうやって誕生したのか?その答えに、大きくせまる発見が相次いでいる。先月、日本人を中心とする研究チームが、氷で覆われた土星の衛星エンケラドス内部に「熱水」が存在するという研究成果を発表。地球以外で初めて「水・熱・有機物」という生命誕生に必要な3要素を確認し、世界中の科学者たちを驚かせた。生命探査の歴史は「失望の連続」だったが、地球に似ても似つかぬ氷の世界で熱水を発見したことにより、生命発見の可能性は一気に広がった。今年中にはさらに3機の探査機が他の彗星や冥王星などに到達する予定で、生命捕獲を目指すプロジェクトも動き出している。日本は長年、独自の海洋探査技術で原始生命の調査を続けてきており、これらの探査計画において主導的な立場を担うと期待されている。研究探査の最前線に迫る。
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