地球から3億キロ離れた小惑星から、絶体絶命のピンチを何度も乗り越えて帰還し、人々に大きな感動を与えた「はやぶさ」。その後継機「はやぶさ2」が、間もなく打ち上げられる。ミッションは前回よりも壮大だ。目的地の小惑星1999JU3から、生命の起源をさぐる手がかりとなる、「水」や「有機物」を持ち帰るというものだ。科学者たちは、前回の失敗を踏まえて、岩石を採取する方法などに新たな改良を加え、挑もうとしている。一方、アメリカのNASAは、小惑星を捕獲し地球の近くまで運んでくるプロジェクトを進め、欧州宇宙機関は、彗星に小型の探査機を着陸させるなど競争が激化し、次々と巨大プロジェクトが立ち上がっている。番組では、科学者たちの創意工夫のつまった「はやぶさ2」の打ち上げの舞台裏に迫ると共に、激化する欧米の宇宙探査の最前線を伝える。
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