6年前、「変革」を掲げ、国民の圧倒的な支持を受けて誕生したアメリカのオバマ大統領。政権の「最後の審判」といわれる中間選挙が11月4日に行われる。大統領の支持率が過去最低水準に落ち込む中、6年前にオバマ旋風で初当選した“オバマ・チルドレン”は、生き残りをかけ、事実上、大統領を批判する選挙戦を展開。また、上下両院のねじれで「決められない政治」が続く中、これまで大統領を支持してきた黒人やヒスパニック、中間層にも失望が広がっている。さらに中東で攻勢を強める「イスラム国」への対応も、新たな争点として急浮上。国内だけでなく、国際社会におけるアメリカ政府の“指導力不足”にも批判が高まっている。アメリカはどこへ行くのか。中間選挙をめぐる、それぞれの選択から見つめる。
みんなのコメント