犯罪捜査の決定的証拠として欠かせなくなった防犯カメラ。しかし今、カメラの映像をきっかけにした「誤認逮捕」が相次いでいる。2011年以降、10件近くにおよび、その多くはコンビニエンスストアや、ガソリンスタンドなど誰もが普通に訪れる場所で発生している。防犯カメラは“決定的瞬間”を押さえたとして、強力な証拠になりやすく、DNA鑑定とともに今や、捜査に欠かせないものとなっている。しかし、捜査員に強い先入観をもたらし、裏付け捜査を十分に行わずに逮捕するというケースが出ている。なぜ防犯カメラによる誤認逮捕が起きるのか、その実態と背景に迫るとともに、防犯カメラ先進国アメリカでとられている対策を取材し、捜査のあり方を考える。
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