先月、24歳の日本人男性がタイで16人の子供を代理出産でもうけたとする問題が発覚した。タイでは代理出産がビジネス化し、代理母への謝礼は約100万円。ある村では、20~30代女性の多くが出産を請け負うほどに拡大。日本人の依頼も多いという。約40年前、生まれつき子宮のない人などのためにアメリカで始まった代理出産。今では出産適齢期を過ぎた女性やシングルファーザー希望者等からの依頼も増加。ビジネス化が加速する中、依頼主・代理母双方のトラブルも増えている。出産前に胎児の病気等がわかり、子どもの引き取りを拒否するケースも生じている。日本でも去年、国会議員によるプロジェクトチームが発足、初めての法制化に向けた議論が進む。「子宮のない人限定」「報酬はなし」など厳しい条件付きで容認が検討されるが賛否が分かれる。代理出産とどう向き合うべきか考える。
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