都議会でのセクハラやじなど、不祥事が相次ぎ厳しい視線が注がれる地方議会。行政をチェックし、住民のニーズをもとに政策を立案するはずの議会への信頼が失われている。そのきっかけのひとつとなったのが兵庫県議による、「政務活動費」の不自然な支出。地方議員の政務を支えるために支給されてきた「政務活動費」が、実際は、私的な用途などに使われ“第二の議員報酬”となっている実態が浮かび上がってきた。さらに、今、各地で地方議会は本来の役割を果たしていないという声も高まっている。首長が提案した条例はほとんどが原案通り可決され、議員が提案する条例はわずか。こうした中、住民が参加して改革を模索する動きもでてきている。地方議会があるべき機能を果たしていくにはどうすればいいのか考える。
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