動物園から人気者が消える日が、現実になるかもしれない。全国の動物園で高齢化が進行し、ここ10年、国内のアフリカゾウは4割減少。ゴリラは5割、キリンも3割減った。海外から新しく買おうとしても、野生動物の取引が制限されたことや、海外での動物園建設ラッシュなどで価格が高騰。国内で繁殖させようとしても、動物園同士の協力体制が整っておらず、なかなか実現できていない。同じ問題に直面するアメリカでは、トップダウンの強力な組織が、科学的基準に基づいて動物の移動を推し進めることで、繁殖を進めている。岐路に立つ日本の動物園が、将来どうあるべきか探る。
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