自ら野生動物を狩り、解体し、食べる。山村の衰退と共に失われつつある“狩猟”という営みが、今、注目されている。狩猟をテーマにしたコミックがヒット、環境省が開く狩猟の魅力を伝えるイベントには予想を上回る参加者がつめかけている。しかし“狩猟ブーム”の一方で、イノシシやシカなどによる獣害は深刻化している。猟師が高齢化し減少する中で、生息数が爆発的に増加、改めて野生動物の管理のあり方が問われている。狩猟を通じて野生動物とどう共存し、地域の資源としていかに活用するのか。狩猟文化を見つめ直し、継承しようとする各地での模索を伝える。
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