液晶テレビの市場を切り開き、高い技術で世界をリードしてきた「シャープ」。いま、一転して巨額の赤字に陥り、大幅な人員削減を迫られています。立て直しの鍵と期待された台湾の大手電子機器メーカー「ホンハイ精密工業」との提携交渉も難航し、経営再建の岐路に立たされているのです。そうした中、電機メーカー各社が注目するのが、スマートフォンの普及で市場が急拡大する中小型液晶の分野。日立製作所・ソニー・東芝3社の事業統合で生まれた「ジャパンディスプレイ」は、それぞれの技術を結集することで活路を開こうとしています。苦闘する液晶産業、その復活の道を探ります。
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