国民に“痛み”を強いる消費増税法を自民・公明両党の協力を得て成立させた野田首相。「決断しなければならない時に決断する政治を行うことこそ政治改革だ」として“決める政治”の必要性を訴えているが、評価は二分している。一方、決めたことに対する反発も強まっている。大飯原発3・4号機の運転再開決定に対する抗議活動の参加者からは「国民の声が政治に届いてない」という怒りの声があがる。野田首相は参加者の代表との会談に臨み「国民の様々な声を受け止めながら方向性を定めていきたい」と理解を求めたが、経済界などには原発維持を求める声もあり、エネルギー政策の見直しに向けては難しい判断を迫られている。“決める政治”で問われる責任について、野田首相に迫る。
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