二夜目は、この40年の間、沖縄に投入されてきた振興予算が、真の自立に繋がってきたのかを見つめる。本土との格差是正という目的と共に、基地負担への見返りとも捉えられてきた多額の振興予算。とりわけ普天間基地の移設問題が浮上してからの振興策はいかに決められていったのか。政府関係者などの証言から浮き彫りにする。今年度、600億円増額されて2900億円に上った振興予算の使い道を探るために、沖縄県が奔走する様子にも密着。沖縄もまた、基地と引き換えのカネに依存してきた実態に迫る。さらに、その依存から脱却しようという新たな動きも描き、「基地と経済振興」の今後のあり方を考える。
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