軍事政権による独裁が続き、国際社会から孤立してきたミャンマー。しかし今、“ミャンマーの春”と呼ばれる民主化の動きが加速し、世界の注目を集めている。4月1日に実施される議会補欠選挙では、民主化運動のリーダー、アウン・サン・スー・チーさんが当選し、その政治参加がついに実現する見通しだ。一方、経済の面では、これまで欧米諸国が経済制裁を実施してきたことで未開拓の状態にある人口6000万人の市場や、豊富な労働力への関心が高まっている。民主化へと舵を切ったかに見える政権側の狙いは何か?“最後のフロンティア”を巡る各国の思惑は?大きな岐路に差し掛かったミャンマーの行方を探る。
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