ある日突然、家族が「脳死」状態となり、医師から「心臓や肺などの臓器を別の患者に提供できる」と告げられたら、あなたはどう答えるだろうか?“家族の承諾”さえあれば、脳死からの臓器提供を認めるとした改正臓器移植法の施行から一年半。“本人の意思表示”がなく、家族だけで重い選択を迫られるケースが増える中、その悩みや葛藤は以前にも増して深まっている。法改正によって脳死移植の適合事例が急増し、医療現場でも混乱が続く中、脳死になった人の家族をどのように支え、納得のいく選択をしてもらうか?家族の視点から法改正後の脳死移植の課題を見つめ、解決に向けた手がかりを探る。
みんなのコメント