7月9日、アフリカに54番目の独立国「南スーダン」が誕生する。20年以上にわたり激しい内戦が続き、荒廃した大地で始まった新しい国作り。インフラ整備や人材の育成など課題が山積する中、内戦下で海外に避難していた人々が続々と帰国し、国家建設の重要な役割を担おうとしている。また、アメリカや中国なども大量の人員を送り込み、資源が豊富で地政学的にも重要な位置にある南スーダンにおけるプレゼンスを確立しようと暗躍している。中東政変の激動が続く中、南スーダン独立はこの地域の安定に向けた礎となるのか、或いは新たな紛争の火種となるのか?人々の夢や希望、そして大国の思惑が交錯する新国家建設の現場から伝える。
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