カレー・餃子・牛丼…独自の味とサービスで厳しい競争を勝ち抜いてきた外食チェーンが、今、こぞって海外へ進出している。国内市場が頭打ちとなる中で海外に活路を見出そうとしているのだ。最大のターゲットは経済成長著しいアジアの新興国。愛知県に本社を置く「カレー」チェーンは独自のカレー文化を持つタイに進出。新たな戦略で、ランチタイムに1時間待ちの行列ができる程の人気を獲得し、1店舗当たりの平均売上高が日本を上回るまでになっている。一方、日本の外食チェーンがなかなか攻略できずにいるのが巨大市場・中国。4千年の歴史を誇る世界有数の食文化の前に、次々と事業の縮小や撤退を余儀なくされている。どうアジア市場を攻略するのか。加速する外食チェーンの海外進出の最前線に迫る。
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