北朝鮮による砲撃を受けた韓国・ヨンピョン島。住民ら22人が死傷した事態に、朝鮮半島は、朝鮮戦争以来の緊張に包まれた。28日には、米軍空母も加わった米韓軍事演習が始まり、現場海域の緊張は再び高まる気配を見せている。離散家族の再会やコメ支援など南北融和が進む中での突然の砲撃に、韓国社会は大きな衝撃を受け、軍事境界線近くの市民には動揺が広がっている。なぜ、いま北朝鮮は暴挙に出たのか。見え隠れするのは、世襲で高まる体制への不満に対する引き締め。経済窮乏の打破のため、アメリカと何とか交渉したいという焦りだ。「突然の砲撃」に、国際社会はどう向き合うべきか。被害地周辺の最新情勢や、北朝鮮事情の専門家の分析で事件の真相に迫る。
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