今、よりよい医療機会を求めて、患者が海外の病院を選ぶ“医療の国際化”が世界で急速に拡大している。10年後、日本で受診する外国人患者は40万人を超え、市場規模は5500億円との試算もあり、政府も新成長戦略の一つとして国際医療交流を進める方針を掲げる。こうした中、地域活性化に役立てようと海外まで営業攻勢をかける自治体や、外国人患者専門部署を設ける病院も現れている。しかし、保険外診療の外国人患者の受け入れは、日本の医療の崩壊を招くと懸念する声もあがっている。番組では、年間200万近くを受け入れるタイの実態も取材し、日本で本格化の議論が始まった「医療ツーリズム」の可能性と課題を検証する。
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