アメリカ国民の熱狂的な支持を受けて華々しく誕生したオバマ大統領。あれから2年、医療保険制度改革や金融規制改革など大きな公約を実現させながらも、経済が思うように回復しないことや社会的弱者に対する保護が手厚すぎるなどの批判から強い逆風にさらされている。厳しい雇用状況の中、当時のオバマブームの原動力となった若者や労働者は政治に関心を失い、その一方で、オバマ改革に反発する保守派の市民運動・ティーパーティーは益々その影響力を強めている。大統領の信任投票の意味合いを持つ11月の中間選挙。アメリカ国民は理想と現実の狭間でどのような選択をしようとしているのか。中間選挙の取材を通して、今後のアメリカの行方を探る。
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