原爆投下直後、広島の上空を覆った「きのこ雲」。それから65年が経っても、その大きさや範囲は、はっきりと分かっていなかった。いま、新たな資料や最新の科学によって、その全容を解明しようという研究が広島で始まっている。浮かび上がってきたのは従来の想定をはるかに超える、巨大な雲の実像だった。きのこ雲から降った“黒い雨”による被害に苦しむ人々は、救済を拒み続けてきた国に対する訴えを強めている。あの日、きのこ雲の下で何が起きていたのか。番組では研究データをもとに、きのこ雲の姿をCGで再現、被害の実態に迫る。
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