記録的な豪雨、そして竜巻…全国各地で”気象異変”が相次いでいる。その原因は、大気の状態が不安定になりやすいこの夏の特別な気圧配置にあると見られている。特徴的なのは短時間に集中して降る大雨で、福岡県では1時間に100ミリを超す猛烈な雨を各地で観測したほか、山口県の防府市では1か月分とほぼ同じ量の雨がわずか半日で降り、土砂災害で老人ホームの入所者が犠牲になるなど死者をともなう被害が起きている。なぜ、これほどまでの激しい雨がもたらされたのか、”気象異変”のメカニズムを解き明かすとともに、今回の災害で行政や地域の備えは十分だったのか、被災地から学ぶべき課題を報告する。
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