“顔の見える国際貢献”にどう取り組むのか。外務省は、今年5月、外国の軍隊主体の地方復興チームに文民を派遣した。場所はアフガニスタン中部のチャグチャラン。軍隊に守られながら、学校や病院建設などの復興支援を行う初めての取り組みである。一方、これまで活動してきたJICAやNGOからは、軍民が一体となる支援は地元の感情悪化を招くという懸念の声もあがっている。治安悪化という制約の中で、地元そして国際社会の期待に応える支援のあり方とは何か。混迷するアフガニスタン支援の模索を伝える二日間のシリーズ。二日目は、新たな支援に動き出した日本政府、そして、JICAの活動を取材。今後の”多国間協力”における日本の国際貢献のあり方を考える。
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