「アフガニスタンの将来は、隣国・パキスタンの行く末と分かちがたく結びついている」。先月末、新たなアフガニスタン包括戦略を発表したオバマ大統領は、対テロ戦におけるパキスタンの重要性に真っ先に言及した。パキスタン領内にあるトライバルエリアで反政府武装勢力・タリバンが勢力を盛り返し、更には国際テロ組織・アルカイダの聖域となっている現状を変えるべく、オバマ政権はパキスタンに対し、今後5年で年15億ドルの支援を提案。軍事攻撃だけでなく民生支援も重視した政策転換に乗り出す意向だ。こうした中、初めての「パキスタン支援国会合」が17日から東京で開かれる。来日するパキスタンのザルダリ大統領への単独インタビューを交え、同国の危機的な状況を伝えると共に、多額の支援を投じる日本やアメリカ、国際社会はこの問題とどう向き合うのかを考える。
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