今月、韓国政府は、大韓航空機爆破事件の実行犯、キム・ヒョンヒ(金賢姫)元死刑囚と、北朝鮮で彼女に日本語を教えていた拉致被害者、田口八重子さんの家族との面会が「遠くない時期に」実現するとの見通しを示した。面会は、拉致当時1歳で母親の記憶すらない長男の耕一郎さんが長年希望してきたもの。北朝鮮に対して融和政策をとっていた韓国の前政権下では考えられないことだったが、現政権のもと、一転して、面会実現に向け事態が動き出すことになった。こうした変化の背景に何があるのか。そして、面会の日を迎えようとしている耕一郎さんら家族の思いは。日韓両国で取材し、面会実現までの舞台裏に迫る。
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