日本が誇る技術力でグローバル競争を勝ち抜こうという企業の挑戦を追う3回シリーズ。1回目は販売台数の激減で苦況に陥っている自動車業界。ハイブリッド車の開発でトヨタに遅れを取った日産と三菱自動車は、電気自動車で次世代の自動車業界をリードしようと開発に力を入れている。しかし、電気自動車は、ガソリン車に比べて構造がシンプルなため、シリコンバレーのベンチャー企業や中国の企業など従来の大手自動車メーカーとは異なる新しい勢力が次々に参入、追撃を受けている状況だ。「20~30年後にはガソリン車は衰退し、主役は電気自動車に交替している。苦境でも電気自動車開発の手は緩めない」と力説する日産のゴーン社長。日本メーカーは勝ち残ることができるのか。世界規模で繰り広げられる電気自動車開発競争の最前線を追う。
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