「偉大な記録を作った人はたくさんいるが、偉大な人はそういない」(イチロー選手談)。今シーズン限りで辞任するプロ野球ソフトバンクの王貞治監督が7日に最終戦を迎える。14年間ホークスで指揮を執り、Bクラスが定位置だったチームをリーグ優勝3回、日本一2回の強豪に育てあげ、WBCで日本を初代の世界一に導いた。勇退を惜しむ声が多くあがるのは、監督の指導者としての手腕のためだけではない。王監督の実直で高潔な人柄・人間性が出会った人々を魅了し、忘れかけた大事な何かを思い起こさせるためだ。選手や同僚をはじめ、関わった人々の証言をもとに”名将の魅力”を読み解く。
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