米英軍による電撃的なアフガニスタン空爆から7日でちょうど7年が経つが、一時は殲滅されたと思われたタリバンが、ここ数年、急激にその勢力を拡大している。テロや戦闘に巻き込まれて亡くなった民間人は8月までに1400人を超え、NGOメンバー・伊藤和也さんが殺害された事件は、日本にも衝撃を与えた。なぜ、タリバンは復活したのか。詳細な現地ルポからその背景を探ると共に、国際テロ組織がパキスタンとの国境地帯に流入し、タリバンの活動に影響を与えている実態も描く。米軍は9月、ついにテロリストの温床となっているパキスタン国境の部族地域を攻撃。タリバン側は、パキスタンのアメリカ系ホテルを自爆テロで襲い、死傷者が300人を超える大惨事となった。泥沼化するテロとの戦いはどうなるのか。最前線から報告する。
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