外国通貨を売買し、為替の変動や金利差を利用して利益を狙うFX取引(外国為替証拠金取引)。リスクが高い反面、少額の元手で多額の利益を狙えることから人気を呼び、今や開設口座は120万、証拠金残高は6900億円に達している。ところが最近、業者の破産が相次ぎ、客が預けた金がほとんど返還されない被害が続いている。証券取引等監視委員会の検査で、検査したFX業者の実に6割が違法行為をしていたことが明らかになった。なかには本来開業する資格のない業者まで参入していたという。なぜこんな事態になっていたのか。過熱するFXブームの裏側にある問題を明らかにし、投資家保護のあり方を考える。
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