奇妙なキャラクター”ゆるキャラ”が全国を席巻している。自治体を中心に数百種類。彦根市の「ひこにゃん」は観光客誘致の目玉に。平城遷都1300年の「せんとくん」は、”きもかわいい”と賛否激論に。裁判員制度では「サイバンインコ」以外に60以上も登場。話題の秘密は、低予算で作られたつっこみどころ満載の「完成度の低さ」や「独特の毒気」。象徴的なのは「夕張夫妻」。”負債”と”夫妻”をかけた自虐性が賛否を呼ぶ一方、財政破綻した夕張市にとって安上がりなPRの切り札となった。この”ビジネスモデル”に新時代のPRの形を模索する広告会社も参入を始めている。ブームの深層を読み解く。
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