幼い子供たちのわいせつな姿を撮影した児童ポルノ。平成11年に児童ポルノ禁止法が施行されたが、いまもインターネットなどで数多くの児童ポルノが流通している。警察も検挙に力を入れているが抑止できていない。原因として指摘されているのが現行法の不備。児童ポルノは、持っているだけ(=単純所持)では処罰されないのだ。G8で所持を禁止していないのは日本とロシアだけであり、児童ポルノの流通に歯止めがかからない原因だと海外からも批判が相次いでいる。そうした中、与野党のプロジェクトチームが法改正に向けて検討を開始。今月、議論は大詰めを迎えている。児童ポルノ問題の深刻さを伝えると共に、規制の先進国であるアメリカの取り組みを通し、実効的に子供を守るための方策を考える。
みんなのコメント