アメリカだけで33基。2030年までに全世界でおよそ300基。米スリーマイル島、旧ソ連チェルノブイリの事故以降20年以上凍結されてきた原発建設に、再び火がついた。地球温暖化対策、原油高もあって、建設ラッシュの様相を呈している。そんな中、世界から注目されるのが日本企業だ。世界が止まっていた間も日本国内で原発建設を続けてこられたため世界最高の技術力を誇る、三菱重工、日立、東芝が、巨大ビジネスの主役に躍り出ようとしている。しかし原発の海外進出は核拡散の危険をはらむ。日本企業の原発生産の心臓部、アメリカでの激しい受注競争、核拡散をめぐる議論の現場などを取材しながら、日本の進むべき道を考えていく。
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