去年の住宅着工件数が前年比で20%以上減少したアメリカ。サブプライムショックは金融の世界にとどまらず、消費の落ち込みや雇用の減少におよび、アメリカ経済の先行きが今、大きく懸念されている。世界の景気を引っ張ってきたアメリカがリセッション(景気後退)に陥るという悲観論さえ少数派ではなくなりつつある。アメリカ経済の闇はどこまで深いのか、消費や雇用の現場取材や専門家へのインタビューなどを通して探る。さらに、世界同時株安という形でアメリカとのカップリング(連関性)を改めて証明した世界経済はどこまで減速するのか、そして日本経済のゆくえはどうなるのか。世界の物流の変化や、外需の落ち込みに苦しむ日本企業の取材などを通して、考えていく。
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