前代未聞の五輪予選やり直しとなったアジアのハンドボール、中東の国に有利な判定が相次いだという日本と韓国の抗議を国際ハンドボール連盟が認めたのだ。中東出身の理事が過半数を占めるアジアハンドボール連盟、その意を汲んだとされる”中東の笛”は10年以上も前から問題視されていた。コートの外での駆け引きがスポーツの根幹である公平さに大きく影響しかねないことが改めて浮き彫りとなった。スポーツの世界に大きな利害が絡むようになった今、フィギュアスケートやサッカーなどはより公正で厳格な大会の運営を実現するための取り組みを始めている。スポーツ本来の姿であるフェアな競い合いを保証するには何が求められているのかを探る。
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