例年よりも一ヶ月早く全国的流行に突入したインフルエンザ。各地で学級閉鎖などが相次ぐ中、医療現場に不安が広がっている。その最大の原因が、昨シーズン異常行動が報告されたタミフル。厚労省はタミフルと異常行動との因果関係について12月までに結論を出すとしていたが、間に合わないまま流行期に突入。そのため医療現場が混乱に陥ったのだ。タミフル被害者団体は、因果関係を認定するよう厚労省に要望書を提出。一方、タミフルは有益な抗ウイルス薬であり異常行動の主原因は実はインフルエンザウイルスそのものだという研究も発表されている。タミフルについての情報が錯綜する中、流行期に突入したインフルエンザ医療の混乱と、異常行動の原因究明の最先端をリポートする。
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