10日に当初の会期末を控える「ねじれ国会」。その展開はまさに想定外の連続だ。安倍前首相は小沢氏と会談できなかったと言って去り、小沢代表は福田首相との「大連立」構想が発端となり辞意を表明・・・。今のところ、ねじれ国会は日本政治の混乱ばかりをあぶり出している。辞意表明会見で小沢代表は「民主党は力量不足」と言い放ち、2大政党が論議を重ねて成果を生んでいくという国民の期待にも冷水を浴びせた。自民・民主の現場の議員たちは、ねじれ国会なりの成果を得ようと努力を続けているが、国会開始以来の2か月で1本の法律も成立していないのも、またねじれ国会の厳しい現実である。今週中にも政府与党は約1か月の会期延長を決める見通し。焦点の新テロ法案の衆議院通過の攻防が山場を迎える8日、小沢代表辞意表明の背景と、「ねじれ国会第一幕」舞台裏の攻防を検証する。
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