先月開かれた「全国赤とんぼサミット」。そこで研究者から深刻な報告がなされた。「全国で赤とんぼが激減している」。環境の悪化に強いと言われた日本の原風景・赤とんぼがなぜ消えるのか。調べていくと、温暖化の影響、水田の変化、新しい農薬の影響・・、知られざる環境の変化が背景にある事が分かってきた。一方で、都市ではクマゼミの大量発生が問題になっている。背景には都市の公園や街路の緑化が単一で歪んだ自然環境を生み出していると指摘する研究者がいる。身近な昆虫を手がかりに、知られざる地域の環境の変化と、それを再生し直そうとする動きを追う。
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