今、ビジネスの現場で、「デザイン」が大きな鍵を握る時代となってきた。米国のパソコンメーカーが開発し、一気にシェアを席巻した携帯音楽プレイヤー。世界33カ国に加え日本にも進出したスウェーデンの家具メーカーも、デザイナーに大きな権限を与えて商品開発した結果、世界的なヒット商品を生み出した。英国や韓国は国家がバックアップ、「デザイン立国」を目指している。このままでは「潜在的には高いレベルの日本のデザイン力が活かされない」と危機感を抱くデザイナーの三宅一生氏は、今春、21_21 DESIGN SIGHT(六本木)をオープン。日本のデザインに新しい動きを起こそうとしている。いかにして国際競争に立ち向かうのか。その可能性を探る。
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