今月18日、大阪・吹田市でスキーツアーの観光バスが道路脇の橋脚に衝突し27人が死傷する事故が起きた。運転していた21歳のバスドライバーは警察の取り調べに対し、「今月に入って休みは一日しかなかった」「うとうとしていて分離帯にぶつかった」と居眠り運転を認めている。「激安」をうたう様々なツアーが溢れる陰で、ツアー会社から仕事を請け負うバス会社は激しい価格競争に晒されている。7年前の規制緩和によって、バス会社の数は1.6倍に急増。厳しい経営を強いられる会社が増えるなか、ドライバーの労働環境は益々劣悪なものとなっている。スキーバス事故を通して、守るべき”人の命”が脅かされている現状を伝える。
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