21人の死者を出した瞬間湯沸かし器事故など、去年から今年にかけ、生活に身近な製品の事故が相次ぎ、大きな問題になっている。昨年度、国に報告された製品事故は2413件、過去最多だった。製品事故に共通しているのが事故の情報が生かされることなく、その後も同様の事故が引き起こされること。3月におきた幼児が指9本をシュレッダーで切断した事故の場合も、その情報を関係機関が生かせず、第二第三の事故が起きた。事態を重く見た経産省は、企業に死亡などの重大事故情報の報告を義務づける法律の改正案を今国会に提出している。番組では、情報の遅れがその後の事故を招いたシュレッダー事故のケースを取材。事故情報の取り扱いに戸惑う企業の模索も交え、多発する製品事故を防ぐために、国・企業・消費者が何をすべきか考えていく。
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