激戦が続き、飽和状態ともいわれるコンビニチェーン各社が今、これまで利用の少なかった高齢者をターゲットにした戦略に本腰を入れている。綿密な市場調査やアンケートなどの分析から、実は都市でも地方でも、お年寄りが従来言われている以上に孤立し、地域との結びつきを強く求めている現実が浮かび上がってきた。御用聞きサービスを始めたセブンイレブンは、都市部で買い物に行くのも不自由というお年寄りが急増している現実に直面。一方地方高齢者向けコンビニを7月から全国展開させるローソンは、地域のつながりが薄まり居場所をなくしたお年寄りが急増していると分析、集まって話せる店づくりを始めることにした。コンビニの戦略の最前線を追いながら、知られざる高齢化の実態を見せる。
みんなのコメント