今月24日、日本経団連の奥田碩会長が退任する。「経営者はリストラするならハラを切れ」「ライブドアを経団連に入れたのはミスった」…。バブル崩壊後の”危機の時代”にトヨタ、そして経済界のトップとして君臨し、歯に衣着せぬ発言で日本経済を先導してきた奥田氏。企業には徹底した経営の改革を迫りながらも、「グローバルスタンダード」を礼賛する風潮に対しては、長期雇用など日本的経営の長所を訴え一線を画した。一方で、日本の未来像について様々な提言を行い、経済財政諮問会議の民間議員として「小泉改革」にも深くコミットしてきた。景気が本格的な回復軌道に入ったかに見える中で、格差拡大やバブルの再来も懸念される日本経済。その現状と今後を”財界総理”はどう総括するのか? 国谷キャスターが問う。
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