「笑いが『血糖値が下がり』『がんの予防』につながる」。今、糖尿病やリューマチの治療に「笑い」を取り入れる医療現場が増えている。”笑い”の効果を科学的に研究する動きも進み、今年、遺伝子工学の権威・筑波大学の村上和雄名誉教授によって、そのメカニズムの一端が解明された。村上教授が吉本興業の協力の下に取り組んだ研究によると笑う事で体内の64の遺伝子が活性化され、細胞の代謝や酵素・ホルモンの分泌を促すなど、健康に良い効果を及ぼすというのだ。この”笑いの効用”に目をつけ、栃木県那須塩原市では介護福祉士向けの”笑いの学校”が開校。笑いを医療や介護の現場で活かそうという取り組みも始まった。笑いがもたらす健康へのプラス効果に迫る。
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