先月19日、脱線事故から55日ぶりに運転を再開したJR福知山線。事故で肉親を失った遺族は運転再開を複雑な思いで見つめている。また、事故に遭遇した人の中には、事故の体験が頭から離れず、PTSDの症状に苛まれている人も多い。107人が亡くなり、500人を超える人がけがをしたJR史上最悪の脱線事故、運転再開と共に日常の通勤・通学風景が戻り、沿線に活気が蘇る中で、日常を断ち切られた人々は、何を思い、何を必要としているのか…。NHKでは、遺族に対して、記者が一軒一軒自宅を訪問し、”今”の声を頂くとともに、乗客やマンションの住民に対してもアンケート調査を行ってきた。脱線事故から3ヶ月、突然日常を断ち切られた遺族や事故に巻き込まれた人たちの今の声を元に、消えない心の傷、そして、どう支えていくかを考える。
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