1月30日イラクで予定される暫定国民議会の選挙。治安悪化がやまないなか、アメリカは一部で投票ができない可能性を認めながらも予定通り実施するかまえだ。しかし、今回の選挙はイラクの治安を更に悪化させるのではないかという懸念も出ている。多数派シーア派は選挙が行われれば国内政治の主導権を握ることができると、選挙実施に前向きな姿勢を崩していない。対するスンニ派は選挙をボイコットするグループも現れている。在外投票も行われるが、在外イラク人の間でも反応は鈍く有権者登録は進んでいない。
選挙実施はイラク復興のきっかけとなるのか、逆に治安を悪化させ分裂を強めるのか。投票までのイラク内外での動きを通し選挙後のイラク情勢の行方を展望する。
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