食卓を彩るサラダの主役、トマトがなくなってしまう??ヨーロッパ産のセイヨウオオマルハナバチが、「特定外来生物被害防止法」(4月施行)によって、日本からいなくなる可能性があるためだ。外来種で強力なこのハチが野生化、日本のハチを駆逐し、既にある植物が受粉できず、絶滅の危機にあるとして、生態学者達が「侵略者=ハチ」を告発している。
一方、農業にとって、ハチは「解放者」。ハウス内でのトマトやなす、キュウリの辛い受粉作業から農家を解放し、高齢化が進む農家でも効率的な大規模ハウス農業を可能にした。もし、このハチがいなくなれば廃業を迫られる農家が相次ぐとも見られている。果たして、生態系の保護を優先すべきか?産業を守るべきか?セイヨウオオマルハナバチ規制を巡る騒動を追う。
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